大転職時代の武器としての簿記3級

現代では安定した職業というものが神話になってしまいました。転職を成功させるには、少しでも自信と力になるものが必要です。
簿記3級は、そんな中で一つの力になるものです。
簿記試験というものは、会計系試験の一つとして昔から人気があります。3級の試験は1ヶ月ほどで取得が可能で、合格率も40%と高く、簿記の基礎として始めにトライするにはちょうど良いものとなっています。

第二新卒やまだ20代の転職希望者にとっては、簿記3級は有利になる可能性があります。経理事務の経験者はもとより、そうでない人も、お金の流れがわかっていることの指標になり得ます。
また転職先として検討している会社の財務諸表を見ることで、その会社の経営が大丈夫なのかどうか判断する一つの材料にもなります。
会計系の知識が全くない状態だと、企業が公表しているIR資料が全く意味不明になってしまいます。そこで、簿記3級の試験範囲でもある貸借対照表と損益計算書の読み方がわかっていると、成長中の企業かどうかの判断ができるかもしれません。
そしてその判断こそ、面接時に具体的な志望動機として語ることができる内容にもなります。

簿記3級は、取得自体がものすごく意味を持つというよりは、世の中のお金の流れがわかるようになるという効果が大きなメリットとなります。
転職活動をスムーズに、しかも成長分野への転身を成功させるための大きな力になります。
内容自体は難しくありませんので、複式簿記という考え方を身につける目的で挑戦してみることをおすすめします。

就職に有利な簿記3級試験

現代では昔と違って安定した職業というものがなくなってしまいました。
少しでも良い条件の求人情報には、たくさんの就職希望が集まっています。
そんな中で就職戦線を突破するには、何か有利になる資格があった方が良いものです。
簿記試験は、直接的には経理系事務職にとって有利になる資格です。

簿記3級は、学生の内にも取りやすい会計系資格の一つとなっています。
特に新卒就職においては、簿記試験に取り組んだということを意欲の表れと判断してもらえることもあり、簿記3級合格の意味は大きくなります。
すでにキャリアがある場合は、簿記3級を履歴書には書いても大きな意味にはならないかもしれません。

就職活動というものは、少しでも自分を良く見せようとして背伸びをしてしまいがちです。また、前々から興味がある、リーダーの経験がある、という当たり障りのない言葉でアピールしてしまうこともあります。
そういった状況の中で、他の人とどれだけ差をつけられるか、が勝負になります。
簿記の資格も3級とはいえ、意欲が実績になっているので説得力が違います。何より、ちょっとしたことでも自信に繋がるもので、面接時などに落ち着いて挑めるようになります。
内容としても世の中のお金の流れがわかるようになるので、付け焼き刃ではないアピールができます。

簿記3級は、授業で全く学んだことがなくても、1ヶ月ほどで合格が可能な内容です。受験資格も特にないので、誰でもチャレンジできます。
就職にものすごく有利、とは言えませんが、小さな成功体験を積み重ねる一環で取得してみることをおすすめします。就職活動中の自信に繋がるかもしれません。

簿記3級は仕事に生かせるのか

せっかく資格を取得するなら、仕事に関係しているものか、転職に有利なものが良いと思うものです。
簿記3級は、それらに効果的な資格試験の一つです。
ただ一般的には、簿記3級はそのまま履歴書に書いてもあまり意味はないと言われています。
重要なのは簿記3級の内容です。どんな仕事にも繋がる部分があるので、頭の使い方が変わる可能性を持っています。

簿記3級は、個人商店の会計処理を対象にしています。
自分がお店をするつもりになって勉強すると、実感できます。商品を仕入れたり、お客さんに売り上げたりする一つ一つの行為を、帳簿にどう記入すれば良いのかが分かるようになります。借金はどうするのか、月ごとにまとめて後払いする場合は、というように、細かい処理も学んでいきます。
決算処理では、それらを合算したり、固定資産の計算で修正を入れたりと、会社員なら何となくつながりのある事柄が出てきたりします。

そして、こういった処理は全て、複式簿記という方法で行います。ここから会社の財務諸表である貸借対照表と損益計算書を作成するのです。
株式投資をしている人であれば、財務諸表が読めると根拠を持って投資ができるようになります。経営企画をしている場合は、今この業界が上向きなのか、どういう方向性に持って行くのかということも、財務諸表を足がかりに考えられるようになっていきます。

簿記3級でも、お金の流れが見えるようになっていくという大きな効果があります。
視野を広く持てるようになるので、いつもの仕事も違った発想で取り組めるようになるかもしれません。

簿記3級を取ったら年収アップ?

簿記3級は、それだけでは効果は薄いですが、ここから発展して様々な資格につなげることができるため、将来的には年収アップの効果があります。
それは、簿記試験というものが会社経営や会計と切り離せない関係にあるからです。

一般的に、高卒、大学卒、大学院卒と学歴が上がるにつれて、平均的には年収がアップしていきます。もちろん例外は多数ありますが、ザックリとそういった傾向があります。
また、難関試験である公認会計士、司法試験などに合格して士業に就くと、やはり比較的年収は上がる傾向にあります。
それとは別に、ビジネス力をアップさせる資格としては中小企業診断士というものもあります。
この資格は、世の中の会社や経済のしくみを深く理解することにつながっています。
簿記試験も、会計の基礎として、上記の資格に繋がる部分があります。簿記3級は簿記の中でも基礎的位置づけとなっているため、後々の年収アップに期待ができるのです。

簿記3級の範囲はあまり広くありません。対象は、個人商店の商売に絞られています。
その中で複式簿記のしくみから決算処理まで扱っているので、世の中のお金の流れがなんとなくわかるようになります。これが、大きな力となります。
年収の高い仕事というのは、ものすごく儲かるしくみを持っているか、誰かの力になる仕事であることが多いです。
いずれ年収を格段に上げたい場合は、お金の流れを知っておく必要があるのです。
簿記3級はその足がかりとして、資産とお金に対する考え方を知るチャンスとなります。年収アップのためにはぜひ当たり前のように合格したい資格です。